学科4科目について、科目のなかでの分類、他の科目との関連を検討します。過去出題のなかで、配点の多い分野とその学習法を解説します。
学科対策学習の細部に入る前に、全体を概観します。出題頻度と難易度から見て、重点分野を見極めるヒントを提示します。
毎回の詳細レポートを、ビデオ講座受講生の方に提供しています。
建築計画は、ふだんの住生活に近い用語が多くでてくるので、4科目のなかではいちばんとっつきやすい科目といえます。しかし、学習の領域は、「歴史」「環境」「計画手法」「設備」など異質なものの組み合わせといえます。
出題では、図表の読解をともなう問題が出されたり、また、トピック的な話題からの出題もしやすく、「高齢者対応住宅設計」「シックハウス対策」「建築廃棄物処理」「省エネ」など、新傾向問題から定番化するものもあります。さらに、建築設備関連の出題では、最新の技術革新を反映した高度な内容を問う問題もあります。
選択肢ごとの難易度の差が大きい科目といえます。
「法令集」を持ち込んで解答するのだから、25点満点でもおかしくないのですが、2・3問はひじょうに深いところからの出題で、なかなか満点とはいかない科目です。しかし、ここで20点取れると、後がグッと楽になります。学習のはじめは、特有の用語や表現に戸惑いがちですが、全体像と出題傾向をつかまえれば、時間をかけただけ、いちばん稼げる科目です。
他の科目とも、横断的な関連の深い科目です。とっつきにくい条文を、具体例でわかりやすく解説します。効率的なサブノートの作り方、使いやすい法令集への加工法なども、伝授いたします。
建築構造のうち、『構造力学』は、ほかの科目と違って、計算や公式など数学的な解法といった、独自の学習方法が必要です。それゆえ、学習区分として独立させました。出題はほぼ固定しているので、ポイントを押さえれば、得点源になります。
問題形式は、五肢択一で他の設問と同様ですが、正解は、計算結果から導かれる一つだけです。すなわち、各選択肢の正誤判定で「不適当なものを一つ選べ。」といった設問ではないので、「消去法」によって答えを導く、といったテクニックが使えないということです。
建築構造のうち、『一般構造』はむしろ「建築施工」と同じグループにまとめて学習したほうが内容的にも近いものがあり、能率的です。例えば、「木造」といった学習テーマの場合、それを「構造」の面からみるのと、「施工(工事)」の面からみるのは、もともと表裏一体の関係にあり、スケジュールとして一本化するのが望ましいところです。
同じグループにまとめて学習するこの方法は、試験科目の「建築構造」に出題されたと同じ問題が、他年度では「建築施工」で出題されていたりと、試験科目の「建築構造」と「建築施工」では、お互いに出題の乗り合いが多くみられるという、過去出題の設問の特徴に対応しています。